泉質によっては切り傷、打ち身やねん挫に効くとされるものもありますが、やはり温泉の魅力と言えば
- 疲労回復、
- リラックス効果、
- 美肌作用
ですよね。
中でも特に女性に人気なのは美肌作用で、肌荒れ改善目的の温泉ツアーや湯治に行かれる方も増えています。
でも、温泉も入り方次第では、却って肌トラブルを悪化させてしまいますので、敏感肌・乾燥肌の方は注意が必要です。
温泉を選ぶ際には効能から選ぶ事が多く、美肌目的だと「美人の湯」と呼ばれる温泉を選びたくなりますよね。
確かに一般的な肌質の方には美人の湯は美肌作用があるのですが、敏感肌や乾燥肌の方にはあまりオススメできない泉質なんです。
なぜなら美人の湯と呼ばれる温泉は、主に炭酸水素塩泉のものが多く、
- 鎮静作用と
- リラックス作用、
- 皮脂を落としやすくし、スベスベとした肌触りになる
といった特徴がありますので、オイリー肌の方、一般肌の方には確かに美肌作用が期待できる泉質です。
しかし、乾燥肌の方はただでさえ皮脂の分泌量が少ないのに、炭酸水素塩の効果で皮脂を落とし過ぎてしまうため、美人の湯と呼ばれる場所は不向きな温泉となります。
お肌の潤い効果を期待するのなら、コラーゲンの生成を助けたり、肌に潤いベールを作る作用のある、塩化物泉か硫酸塩泉がオススメです。
ただし、あまりにも酷い乾燥肌の方の場合は、温泉成分が肌刺激となり炎症を起こしてしまう恐れがありますので、マイルドな効果の単純泉から選ぶと良いかも知れませんね。
せっかくの温泉だから有効成分を多く取り込みたいと思って長湯をしてしまうと、お肌の潤い成分のセラミドがお湯に溶けて流れ出してしまいます。
どんなに長くてもお湯に浸かっているのは20分以内に済ませましょう。
火山大国・島国日本には、各地に数多くの温泉が存在しますので、肌質に合った温泉を選び、潤いのある強いお肌を手に入れましょう。