辛い腰痛を改善するために、用意するものは100円ショップでも売っているテニスボールを使って行います。
・テニスボールを使って足裏をコロコロと
土踏まずは歩行の際の衝撃を吸収する役割を持っているのは有名ですよね。
衝撃を吸収する土踏まずが無い偏平足だと、膝や腰に負担が掛かるのはもちろんですが、
歩く時に足が内側に傾く「回内足」を起こしてしまい、スネの骨が内側に傾き、脚と繋がっている腰もねじれた状態になってしまいます。
テニスボールを床にころがし、踵よりもちょっと手前で踏みつけ、親指の付け根にむけてボールで足裏を刺激するようにコロコロと動かします。
この作業は立っていても座っていても構いません。
ボールが親指の付け根付近にあるときには、踵は床についても大丈夫ですが、
ボールが踵付近にあるときには、足首を上に向けるようにして、指先が床に触らないように注意しましょう。
・痺れがあるならお尻をほぐす
ビリビリとした痺れや電気が走るような感覚があったり、腰や足に痺れがある場合は、お尻の筋肉が影響しているのかも知れません。
お尻にある筋肉の一つ「梨状筋」が凝っていると、坐骨神経を圧迫してしまい、痛みや痺れが出ると言われています。
梨状筋は尾てい骨よりやや上外側から、腰に手を当てた時に一番出っ張っている場所よりもボール1個分くらい下を繋ぐ筋肉で、体の奥にあるインナーマッスルです。
軽い力では梨状筋まで届かないので、体重を使って刺激をしましょう。
①仰向けに寝てお尻の下にボールを置き、痛気持ち良いと思える場所を探り、見つけたらそのまま1分静止。
②横向きに寝て腰骨の窪みにボールを置き、痛気持ち良いと思える場所を見つけたらそのまま1分静止。
・慢性的な腰痛にはココ
腰から足にかけて繋がる大腰筋と腸骨筋を合わせて腸腰筋と呼びます。
腸腰筋が衰えると腰を支える力が弱まり、腰に負担がかかって腰痛になってしまいます。
直立姿勢を取ったり、歩行時にも使われる筋肉なので、正しい姿勢であればあまり衰えることのない筋肉ですが、
姿勢が悪かったり慢性的な運動不足だと簡単に衰えてしまう筋肉でもあります。
片足はまっすぐ、片足は膝を立てて仰向けに寝て、曲げた方の足の付け根にテニスボールを挟み、
両手で膝を抱えるようにしながら引き寄せ、無理をしない程度に膝を体の内側に向けて倒したら1分静止。
これは痛気持ち良いというよりは痛いですが、毎日左右1回ずつ行うと良いですね。