住宅ローンは25~30年余りの長期になることも珍しくありません。
ローンを組んだ時と状況が変化している場合もあります。
家庭の収入、貯蓄額、一ヶ月の生活費、国の経済情勢、金利動向など条件が大きく変わったりします。
その時に住宅ローンを見直すことで、家計を楽にすることも出来るのです。
住宅ローンの繰り上げ返済
住宅の繰り上げ返済は元金部分を支払予定より多く支払うことで、ローンの利息を減らせるメリットがあります。
繰り上げ返済にはローンの残りの一部を返済する一部繰り上げ返済と、全額を返済する一括返済があります。
一部繰り上げ返済には、返済期間短縮型と返済額軽減型があります。
返済期間短縮型
毎月の返済金額を変えずに返済期間を短くする方法で、繰り上げ返済した元金額に相当する利息の軽減があります。
早期に行うほど効果があり、利息の軽減と共に返済期間が短くなるメリットがあります。
返済額軽減型
毎月の返済額を減らす負担を軽減するメリットがありますが、利息の軽減効果は少なく返済期間は変わりません。
住宅ローンの借り換えも視野に。
固定金利でローンを組み後に金利が低下した場合、ローンの借り換えが有効な場合があります。
現在、組んでいるローンを一括で返済し、改めて低い金利でローンを組み直します。
この時に、初めにローンを組んだ時の保証料、登記関係の諸費用がまた別途掛りますので借り換えをした方が得かどうか注意は必要です。
借り換えによるメリットが期待出来そうな借り換えの判断基準
・先のローンの金利と借り換え後の金利との差1%以上
・返済期間の残り10年以上
・ローン残高1000万以上
以上の3つの条件が、当てはまるか、近い場合、借り換えにメリットがありそうです。
住宅ローンは額が大きく返済期間も長い場合、利息の額も相当な金額になります。
上手にお付き合いして有利な返済を心がけるのが良いかもしれません。